沢田研二さんがコンサートを開演直前にドタキャンしたことでワイドショー辺りが賑わっております。当日、会場で貼り出されたキャンセルを伝える旨の張り紙には情報も少なく、遠方より足を運んで心待ちにしておられたファンの方達はさぞ混乱されたことでしょう。ワイドショーやＳＮＳなどを見渡してみますと賛否様々な意見が飛び交っておりますが、ここではわたくしくりんとりんの意見をつらつらと…。
１日２日と経過して色々と情報が出てきました今回のドタキャン騒動。
当日、さいたまスーパーアリーナに集まったファンの皆様に対しては「重要な契約違反」とだけ伝えられ、沢田研二さん本人の病気などではない…ぽいところだけは認識されていました。
その後、明らかにされたのは沢田研二さんご本人によるお詫びの囲み取材で、９，０００人入ると聞いていたお客さんが実際には７，０００人しか集まらない…ということに対して判断した結果…ということ。
→ 2018ツアーさいたま払戻｜沢田研二-Official-
健康に問題がないならお客さんが１人でもコンサートはやるべき！なんて意見も多く見られていますが、実際にはキャンセル。
お客さんの入り具合ってのは、コンサートにおいて重要なポイントで、演者側の気分がどうこうはもちろんのこと、集まったファンにしたって大事な要素。ちょっと前にはかつての歌姫のコンサートに人があつまらず、客席の歯抜け具合がＳＮＳに出回って大きくイメージを損なったのも記憶に新しい。
ステージを見る側にとっても、やはり客席全体の埋まり具合は気になるのが正直なところでしょう。
それが、出始めの新人アイドルや自主制作でも音源を作っていないロックバンドのステージならいざしらず、日本人の半分以上に認識されている沢田研二さんやとある歌姫とあっては、入り具合を気にかける人も多い。
コンサートは客席も込みでコンテンツなんだと思う。
お詫び会見の沢田研二さんによると、今回のコンサートは２年前に企画されていて、その時から「埋まらないならやらない。無理なら無理と言ってくれ」的なやり取りがイベンターとの間でやり取りされていたらしい。
今のところイベンター側は表に出てきていませんので、この沢田研二さんの言葉を前提に話すならば、ジュリーにも一理ある様に感じる。始めから言うてるやんって。
今回のこの一件、立ち位置によって意見は大きく分かれそう。
ちなみにわたくしくりんとりんは完全に外野(笑)
スポニチ Annexさんところによりますと、元「レッドウォーリアーズ」ボーカルのダイアモンド☆ユカイさんは当日、会場にいらっしゃったそうで(笑)、最初この話を聞いた時は『ロックンロール』と思った
そうですｗ
とはいえ、やっとの思いで時間を作り、はるばる遠方からやって来て、突然の公演中止で代替公演が…と言われてもその日に時間が作れるかどうか…といった人にとってはなかなかたまったもんじゃない。そんな人がいらっしゃったとしたら、だいぶがっかりされたことでしょう。
今回の一件、根底には「沢田研二」というコンテンツと、そのコンテンツを利用して企画を立ち上げたイベンターとの対立が見え隠れしている。沢田研二さんは過去にもドタキャン騒動(2004年10月、茨城県立県民文化センターで行われる予定だった公演)を起こしていて、その時も、動員がキッカケだったらしい。
つまり、イベンターさんの方はこのコンテンツの取扱い注意を認識しておられたはず。となれば、事前の打ち合わせは慎重に行うべき。
沢田研二さんなんて、もう御年70歳。
本人は「あと10年…」なんて言葉も謝罪会見の中でこぼしておられましたが、70歳なんてすでに隠居されていてもおかしくない年齢。もうこれからはのんびりして…なんて内心思っていたのだとしたら、こんな大袈裟な一件は起こさなかったかもしれない。
今回の件を含む「沢田研二 70YEARS LIVE 『OLD GUYS ROCK』」のライブツアーでは、今年の７月から翌年１月までの半年をかけて60以上のステージが組まれており、ツアーを締めくくる武道館３日間の他にも大阪城ホールや横浜アリーナといったさいたまスーパーアリーナに及ばずとも万単位の収容が可能な施設が予定されている。
→ 沢田研二 70YEARS LIVE『OLD GUYS ROCK』
沢田研二さん側から見た場合、これだけの規模でツアーを組めるコンテンツ「沢田研二」のネームバリューによっかかって商売をしているイベンターに対する意思表示なのだとしたら、ファンをも巻き込んだ(その後マスコミもｗ)大規模な制裁だったのかな？
事務所はあるとしても、沢田研二さんにとっては自分自身が商品で、看板に傷が付けば死活問題。あと10年はやるんだよ！と。
方や、イベンター側にしてみれば、集客できるコンテンツを見つければとっかえひっかえできるんだし、ひょっとしたら軽く考えていた中の人がいらっしゃったのかも。（←判りませんよｗほんとに外野の邪推です）
ファンクラブの連絡網だけに集客をアテにして組まれたツアーなのだとしたら、「ふざけんな！」ってなる気はします。イベンターの方でも広告打つなりして集客せんかい！って。
本人はまだまだこれからも…と考えて、入り切らないコンサートはやらない！と考えているのに、慌てて抑えた箱が余ってるから…とツアーに盛り込んだりなんかしていたら、ちょっと安易なチョイスと言えなくもない（←ホントに勝手な邪推ですｗ）
なんだかんだいいつつも、ちゃんと顔を晒してお詫びをした沢田研二さん。そのストレスったら大変なものだと思います。反面、表に出てこないイベンター側の中の人。まぁ、出てこないモノでしょうけど(笑)。
双方の本当の言い分を並べないと、外野がとやかく言っても仕方ないのでしょうが、沢田研二さんの決断はスゴイ！な、と思います。（良し悪しは別として）
2日後とはいえ、ちゃんと顔を出して謝られたんだもの。
そして、事の顛末も話してくれて、ファンのみならず外野もちょっとモヤモヤが晴れたんじゃなかろか。
自分の考えをしっかりと持ち、そして口に出し、例え7,000人ものファンに迷惑がかかろうとも自分の信念を曲げずに行動する。そして、謝るところではちゃんと謝る。
なかなかここまで出来る人っていないのではないでしょうか。
70歳という年齢にもかかわらず体力的にもキツイであろうステージをこなし、半年をかけて日本中を駆け巡る。
体調には十二分に気を配っていただいて、残りのスケジュールをこなし、まだまだお元気な姿を魅せていただきたいものです。
でわでわ
