ほんタメMCのヨビノリたくみさんに「おすすめのミステリーは?」と尋ねると、本屋さんで今購入して渡してもいいというようなことを言わしめてしまう程の名作『十角館の殺人』
新装改訂版105刷り目(2024年11月5日)にして、ついに本屋さんで見つけましたので、読ませていただきました
どんな内容かといいますと……
→ 十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫 あ 52-14) 文庫 – 2007/10/16 綾辻 行人
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→ 十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫) [ 綾辻 行人 ]
まえふり
『十角館の殺人』は、綾辻行人さんのデビュー作にして大ベストセラーとして2024年時点でも重版となる名作ミステリー
前述のとおりヨビノリたくみさんも大絶賛
ヨビノリたくみさんが「買ってわたしてあげてもいいくらい」とおっしゃられている動画
そんな噂を耳にしていたものですから、本屋さんに行くたびに気にかけていたのですがなかなか巡り会えず、ようやく手に入れることができました
今の時点ではすでに1回読み終えているのですが、どうも消化不良(笑)
もう一度読み返さなければ……と感じておりますw
登場人物
というのも、主要登場人物が島編に7名、本土編に4名の11名が描かれるのですが、頭の足りない(笑)わたくしとしましては、誰が誰だったっけ?となってしまうわけです
いや、これ、はじめからもっとしっかりと意識しておけば、読了時の感動がもう一廻り大きかったと思います(つまりこれから読まれる人は意識してくださいってことですw)
島編では、名前がカタカナ
エラリイ、ルルウ、カー、ポウ、アガサ、オルツィ、ヴァンといったミステリー作家にちなんだ愛称で呼ばれる
名前としては見覚え聞き覚えのある人ばかりだが、誰が誰だったか?ぜったい混乱するやつです(笑)
ちなみに本土編では、本名といいますか、日本語の名前で話は進んでいくのですが、そのうちの一人、江南 孝明(かわみなみ たかあき)という名前
いや、「かわみなみ」って、言いにくい(笑)
実在するとしたらなんと読むか?
えなみ……こうなみ……こうなん……
あぁ!コーナンやん!とホームセンターの店名に引っ張られてしまい、本編内のノリに気付けなかったことにあとから気付いてしまいましたw(島編とのカラミ)
くやしい!(笑)
話の流れ
本編の筋は、プロローグからエピローグの間の8日間が記されています
その8日間の間、島編と本土編が切り替わって進みます
島編には、タイトルにもある十角館があり、そこで半年前に起こった事件とその以前にあった一件との絡みがあるのかないのか
綾辻先生の丁寧な描写で、十角館が実際に見えるような気にさせられますw(平面図もあるっちゃあるんですけどねw)
本土編では、届いた郵便物に翻弄される江南、守須、島田の3名があっち行ったりこっち行ったりと振り回される様が描かれます
この島編と本土編の噛み合わせが、後々ゾクゾクっとさせてくれるんですよw
第十章 六日目の最後の1行
この最後の1行が、うまいことページをまたいでいまして、ペラっとめくった時、2つのシーンがつながるんですw
いや、このページまたぎ、やられましたw
ぜひ、お手にとって同じ感情を味わっていただきたい
〆
正直に打ち明けますと、最後の最後、本作の締めくくりの章にあたるエピローグの最後の部分
ここで回収されているであろう伏線に気付けていませんでした(悔しい!)
心当たりのあるいくつかのシーンを読み返してみたものの、やはりあらかじめ撒かれていたであろうフリが見つけられませんでした
「これは?」とか「それ」なんて強調して表現されているので、どこかにあると思うのですが、現段階では消化不良となっております
ちょっと時間をおいて、あたまからじっくり読み返してみたいと思います
悔しい!
→ 十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫 あ 52-14) 文庫 – 2007/10/16 綾辻 行人
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→ 十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫) [ 綾辻 行人 ]