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作曲超初心者がリズムトラック作成に挑戦

Music

作曲超初心者がまず挑戦していただきたいのはリズムトラック
いきなり1曲分全部のリズムトラックを仕上げるのはなかなかツライところ

しかし、ここでは前回のお話ですでに「曲はセクションの積み重ねで組み上げられっている」ってことをご理解いただけていることにして(笑)、ワンセクション分のリズムトラックの作成に挑戦していただきます

サンプルでリズム作成の準備

リズムトラックの中で、どんな音がどんな風に並べられてリズムが構築されているのか?という部分から理解しながら作っていただきたいので、今回はリズムマシーン的な音源ソフトは使わずワンショットサンプル(楽器ひとつずつ収録された音声ファイル)を並べて作っていきたいと思います

こんなリズムトラックを作りますよ!

ここではStudioOneを使って解説します
まずは空っぽのソングファイルを開く

右下にある【ブラウザ】と書かれた部分をクリックすると…

画面右側に【インストゥルメント】リストが表示される

リスト上部に書かれている【ループ】をクリックすると…

枠内の表示が切り替わる

このリスト内に私の手元では【PreSonus】というフォルダがあり、その先の【Drums】フォルダを開く

【Drums】フォルダの中には様々な音楽ジャンルが含まれており、この中からあなたの好きなジャンルを選び、その中からキック(ドン!ってやつ)・スネア(タン!ってやつ)・ハイハット(チッチッ♪ってやつ)の3種類を選んでください

ちなみに、リストにあるファイル名の拡張子が【.wav】の物を選んでください
(拡張子が【.wav】でもワンショットでない場合もあります)

【.audioloop】のものはすでにリズムパターンがあらかた仕上がっているループ素材で、今回は使わずにいきましょう

ループリストの内容が必ず同じとは限りませんので、お手持ちのものでその辺は適時ご判断ください

一覧にあるファイル名をクリックしてから同じ枠内の下の方にある再生ボタン(画面全体の中央下段の再生ボタンではなく)をクリックすると聴きながらファイルを探せます

使いたいワンショット音声ファイルが見つかりましたらファイル名をドラッグして真ん中のスペースにドラッグしてください

トラックが自動で作成され、ワンショットファイルが読み込まれます

ここでは2つ目以降のワンショットファイルをドラッグする時、すでに作成されたトラックの上にはドラッグしないでください

3種類のファイルをドラッグできましたらこうなります

ハイハット・スネア・キックの3トラックが作成されて、ワンショットファイル(リージョン)が読み込まれています

今回はこれ以上、サンプルを使いませんので右下の【ブラウズ】をクリックして、ファイル一覧の枠を閉じておきます

つまらない準備が長々と続いてしまいましたが、最後にあとひとつ!

リージョンの読み込まれた上の部分に横軸のメモリが振られている部分がある

ここを一般的(他のDAWでも共通してってことw)に、ルーラーと呼ぶ

現在、このルーラーのメモリが時間(秒)単位となっている

タイムベースと書かれた下の部分【秒】をクリックすると、麺ユーが開き、マウスポインタを【小節】の上に持ってくると、更にメニューが開きますので【クオンタイズ】をクリックしてください

これでいよいよ準備完了です!
お待たせいたしましたw
最後に、下図に示した表示を照らし合わせてご確認ください

リズム作成

まずはじめにテンポを決めます…暫定的で結構、とりあえずゆっくり(60〜90位)がいいか早いのん(140〜180位)がいいか、あなたの今のフィーリングで決めてください

どうせ、あとで実際出来上がったリズムを聴いたときやメロディーを重ねようとした時に変えたくなりますから、ここでは気軽に決めてください

ちなみに、テンポの数字は1分間に4分音符(ドン(もしくはタン)✕1)が何回鳴るかを示しています

重ねてちなみに、成人安静時の心拍数の正常値は、1分間に60~100回とされていて、平均的には60~70回らしい
(どう参考にするかはあなたしだいですw)

ここではテンポ【115】のままいこうと思います

カウントを鳴らす

StudioOne では、リージョンをクリックしてリージョンの周りが縁取られた状態(選択された状態)で、キーボードの【D】ボタンを押すとリージョンが複製されて隣に現れます

StudioOne 以外のDAWではコピペなどの手法でリージョンを計3つになるように複製してください

この3つのハイハットを曲の頭の始まりのカウントとします
4つ目を置かないのは曲の先頭が確実に無音になるようにしておきたいから(後の作業が手軽になるようにしてます)

複製した後の状態では4分音符の間隔になっていませんので、マウスでドラッグして1拍目、2拍目、3拍目の位置にリージョンを配置してください

再生ボタンをクリックして「チッ、チッ、チッ、うん(無音)」と鳴ってくれれば正解!

キックで4つ打ち

続いて、キックを複製して、1小節に4つ均等に並べてみて下さい

《3》《3.2》《3.3》《3.4》のメモリに合わせて並べると、拍子に合わせて鳴ってくれます

ここで頭から再生してみると
「チッ、チッ、チッ、うん(無音)、ドン、ドン、ドン、ドン」
と鳴るはず

これがEDMやヒップホップ、ハウスなど様々なジャンルで聴かれる「(キックの)4つ打ち」つてやつですね

今度は4つのキックをまとめてドラッグ(選択状態に)してキーボードの【D】ボタンを押して、2小節がキックの4つ打ちになるようにしてみて下さい(他のDAWの方はコピペでどうぞ)

リージョンの調整

次にスネアを並べたいのですが、その前にスネアのリージョンが幅広すぎ(時間軸で長すぎ)なので、スネアのリージョン右端の辺りにマウスポインタを持っていきます

すると、画像には写せなかったのですが、マウスポインタの形が変わります(こんな感じ→ <|> )

マウスポインタの表示が切り替わったら、左へ向かってドラッグしながらマウスポインタを移動させます

するとリージョン幅が変更できる
(ここでは1/16(16分音符サイズ)に)

更に、リージョンの左端に万一に備えてフェードアウトを掛けます(あくまでも保険…ノイズを警戒)

(クリックで拡大表示可)

リージョンが狭すぎてリージョン内に音量調節の目印が表示されていないので、ルーラーにマウスポインタを持っていき、ルーラーのメモリ辺りを下方向へドラッグ

すると時間軸が拡大されるので、いい塩梅に調整
(上方向で時間軸縮小)

リージョン上段に三角や四角のマークが表示されたら、右上の三角を左方向へドラッグ

斜めの線が音量変化を表しています
(上記画像では段々音が小さくなる)

キックとスネアのコンビネーション

ここまでで、《5》のメモリより左っかわにキックが8つ並んだ状態になっているはず

その状態を確認したら、今度はキックを2つ複製して、ローラのメモリ《5》と《5.3》の位置に配置する

続いて、先程サイズを変えたスネアのリージョンを2つに複製して《5.2》と《5.4》の位置に配置

スネアが配置できたら下図のようにキック2つ、スネア2つを選択して複製します

すると、この状態になるはず

ここまで来たらあと一息!

ハイハットを加える

次にキックとスネア各4つ(2小節分)を選択して、2回複製

(クリックで拡大表示可)

今度はハイハットを頭のカウントから1つ、もしくは2つコピーして、7小節目の頭から貼り付けて複製してゆく

1小節にハイハットを8つ並べるとこんな↑感じになります

とりあえず完成!

冒頭にも貼り付けましたがこんな風に出来上がったはずです

今回のところはこの辺で勘弁したって下さいw

もっとカッチョイイビートが作りたいねん!って思うことでしょう
しかし、こんなシンプルなビートが作れなくて、複雑なビートは作れませぬ

コレくらいのリズムトラックを作るのにいちいち操作を悩むことのないように、いろんな音色を使って何度も何度も繰り返し作って欲しいのです

手元のDAWに収録されているサンプルでは物足りない!って人はサンプルを入手してみるのもいいかもしれません

めっちゃ人気らしい
Splice Sounds

少しでも他人と被る可能性を回避するなら
Loopcloud

どちらも会員登録が必要(しかも英語…orz)ですが、無料のお試しが用意されていますのでそれぞれ仕組みを理解した上でご利用下さい

まとめ

本当に超初心者の方であれば、このページに記したリズムトラックの作成もなかなかの手間だったかと思います

しかし、何度も繰り返し作成していくことで慣れてきます

今ではトップスターのあの人だって、はじめの第一歩は同じところからのスタートです

慣れてくれば、ある程度リズムパターンの仕上がっているループ素材に、ワンショットサンプルを自分なりに重ねてゆき、オリジナリティのあるリズムパターンを見つけ出して下さいね

最後に、「音に迫力ねぇなぁ」と感じたあなた!
今回はサンプルを並べただけで、エフェクター処理を全くしておりません
その辺の加工次第で全然化けますから、今回はご勘弁下さいw

ではノシ

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