1991年に出版された『もものかんづめ』は、さくらももこの才気あふれる筆致で日常の出来事を描いた爆笑エッセイ集です。発売以来、250万部を超える大ベストセラーとなり、多くの読者を笑いの渦に巻き込んできました。
あらすじと見どころ
本書は、さくらももこの日常生活や思い出を題材にした短編エッセイ集です。家族や友人とのやりとり、OL時代のエピソード、健康ランドでの出来事など、様々な場面が鮮やかに描かれています。特に、「イヤだけど命にはかかわりない病気界」の三本柱や水虫治療の話など、ユーモアたっぷりのエピソードが印象的です。
作者や背景情報
さくらももこは、漫画家・エッセイストとして知られ、代表作「ちびまる子ちゃん」で大きな人気を博しました。『もものかんづめ』は、アニメ「ちびまる子ちゃん」の放送開始翌年に出版され、エッセイストとしてのさくらももこの原点となる作品です。
読後の感想と評価
『もものかんづめ』は、読者を絶えず笑いの渦に巻き込む、圧倒的な面白さを持つ作品です。さくらももこの独特の視点と表現力が、日常の些細な出来事を驚くほど面白く描き出しています。読んでいると思わず声を出して笑ってしまう、そんな魅力にあふれた一冊です。
おすすめポイント・対象読者
本書は、年齢を問わず楽しめる作品です。小学生からお年寄りまで、幅広い読者層に支持されています。特に、日常に笑いを求める人、ストレス解消したい人、そして「ちびまる子ちゃん」のファンにおすすめです。
類似作品の紹介
さくらももこの他のエッセイ作品として、『さるのこしかけ』『たいのおかしら』があります。これらも『もものかんづめ』と同様に、日常の出来事を面白おかしく描いた作品です。
まとめ
『もものかんづめ』は、笑いと共感を通じて読者の心を掴む、珠玉のエッセイ集です。さくらももこの独特の世界観と表現力が存分に発揮された本作は、読む人に笑顔と元気を与えてくれる、かけがえのない一冊といえるでしょう。
→ 『さるのこしかけ』|くりんとりん